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昔から集団の力を表す例え話として、
1+1は2ではなく3にも4にもなるなどといわれている。
ビジネスの世界においても、力の強くない企業や個人がグループとなり、
大きな勢力となって成功した例は数多くあるだろう。
最近でも、町の小さな電気屋さんが集団で仕入れを行い、
量販店に対抗できる値段を実現している例もある。
だが、ことネットショップに関する限り、そう簡単にはいかない。
たとえば現在も数多く存在するさびれたショッピングモールだ。
私はよく地方の商工会、商工会議所の方々にご指導もするので、
とりわけよく目にするのだが、
残念ながら、地域振興を目的として作られたサイトが
繁盛している例は本当に少ない。
そのようなサイトでは、確かに数多くのショップが参加しているが、
ほとんどのショップが中途半端で、商品数も少なく、
またやる気・活気といったものが感じられない。
当然、長らく更新されたような後もない。
私はこのようなサイトをみるたびにこんなお話をすることにしている。
「今のビジネスにおいては、1+1は2ではありません。
今は掛け算の時代です。
たとえば、1と1と1のショップがあれば、それは1にしかなりません。
3×3×3の企業がそろってこそ9になるし、
10×10×10の企業がそろえば1000にもなるのです。
1にも満たないショップが混じれば、
3×1×0.2で<1(0.6)>にも満たない点数になってしまいます。」
おわかりいただけるだろうか?
つまり、モールはかなりの力を持ったショップが集まってこそ、
大きな力を発揮するのである。
その一番の例は、現在の状況では「逸品コム」だろう。
力のない、あるいはやるきのないショップがいくら集まっても、
足を引っ張り合うだけなのである。
厳しいようだが、心当たりのある方は参考にしていただきたい。
ところで、この「掛け算の理論」は、
現在さまざななビジネス状況においても通用するだろう。
私の自宅の近くにあるショッピングセンターは、
誕生して20年以上になるが、
空き店舗が目立ち、集客にも苦しんでいる。
ショップをよく観察してみると、
確かに積極的に投資を行い最新の内装を施してはいるショップも数店あるが、
昔ながらのスタイルを貫き通し、
70年代を思わせるようなディスプレイで
アンティークにもならない雰囲気を漂わせているショップが少なくない。
これでは、いくら数店ががんばっても、
10×10×1×0.1×0.1×0.1で、
このショッピングモールの答え(総合力)は0.1だ。
衰退して行くのもしかたがないだろう。
この理論は人材に対しても有効だと思う。
一度自分の身の回りを振り返って、
試しに計算してみてはいかがだろう。
以外と当てはまる例が多いかもしれない。
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